まつもあガイド

松本を再訪したくなる、そんなガイド記事を書いています

工芸の五月

松本市の街全体が工芸の熱気につつまれる「工芸の五月」。

毎年5月を中心に約1ヶ月間、市内の美術館、ギャラリー、ショップなど至るところで、工芸に関する様々な展示、販売、ワークショップが開催される祭典で、メインイベントの「クラフトフェアまつもと」は国内最大級のクラフトフェア。

今年は4月29日から始まり、5月31日まで(クラフトフェアまつもとは5月30~31日)の開催です。

1985年に始まったクラフトフェアまつもとをきっかけに、2007年に工芸の五月として街をあげた祭典へと発展してから節目となる20周年を迎え、例年以上の盛り上がりを見せています。

www.shimintimes.co.jp

 

 

まずは情報収集

工芸の五月は、単一会場のイベントではなく、参加施設毎で開催日時も異なるため、事前に情報収集をして、気になるイベントをチェックしましょう。

工芸の五月の公式ウェブサイトには、参加施設のイベント情報が集約されています。

matsumoto-crafts-month.com

 

また、市内の書店等でイベント情報を一覧できるマップがセットになったOfficial Bookを販売していますので、関心のある方はこちらを購入しても良いと思いますが、観光案内所や協賛施設でマップのみの無償配布もしています。

 

主な見所

中町通り界隈

観光名所でもある蔵造りの建物が並ぶ「中町通り」界隈には、工芸品を扱うギャラリーやショップが集まっています。

 

 

現在イベント開催中の店舗をいくつかピックアップしてみましたが、イベント抜きにのぞいてみても十分楽しめます。

なお、本記事で取り上げていない店舗も含めて、水曜定休の店舗が比較的多いので、訪問する際は休業日に気を付けてください。

 

  • Gallery MIYOSAWA*1

松本出身の型絵工芸家・三代澤本寿(みよさわ もとじゅ)の小ぶりな常設ギャラリー(入館料200円〔中学生以下無料〕)。「三代澤本寿 型絵染め展」を開催中(~5月31日)。

松本市の登録文化財第1号の建物も必見(2階がギャラリー)

1階の菓子店「壱の蔵」で千円以上購入すると入館料が無料!

なお、同じく中町通りにある松本はかり資料館*2でも企画展「中町と民芸」を開催中(~5月31日)で、こちらでも三代澤作品を若干見られます(入館無料)。

 

  • 鳥乃子*3

奈良井に本社を構える斉藤漆芸の直営店&ギャラリー。木曽の木材を使用した漆器等の自社製品のほかに、他社製の陶器やガラス工芸品の取扱いもあります。岐阜県の陶芸作家「中西忠博 陶展」を開催中(~5月31日)。

中町通りに2店舗ある鳥乃子(イベント開催は本館2階)

 

  • グレイン・ノート*4

オーナーを含め地元の作家を中心に、木工品を中心に展示・販売しているショップ&ギャラリー。木工作家が制作した「子ども椅子展」を開催中(~5月26日)。

大人でも座れそうなシッカリした椅子も

 

  • 手仕事商會すぐり*5

オリジナルブランドの手毬(すぐりてまり)や信州にゆかりのある作家の手工芸品、アクセサリー等を販売しているフェミニンなショップ&ギャラリー。バリ島で作られている女性服「ATELIER MANIS 2026初夏」を5月12日まで開催中(5月15日~26日は「草木染の手工芸」を開催)。

中町通りに接する細い路地を入った先にお店があります

 

【参考】「中央民芸ショールーム」の前年イベント(てしごとの会)の動画


www.youtube.com

 

松本市美術館

松本市美術館では4月29日から5月24日までの期間、子供も参加しやすいワークショップ(缶バッジ作り等)をはじめ、複数のイベントが実施されます(なお、「木の匠たち展 20周年記念展」は5月6日で終了)。

matsumoto-artmuse.jp

 

また、工芸の五月のイベントではないものの、5月31日まで「民藝誕生と松本」も開催中。

 

別記事でもご紹介した民芸運動に深くかかわった松本出身の丸山太郎らの作品を観賞することができます。

matsumore.com

なお、企画展ではなくコレクション展示なので、同じチケットで通年展示の「草間彌生 魂のおきどころ」も同時に観られますのでお得感があります。

matsumore.com

 

あがたの森公園

工芸の五月のメインイベント「クラフトフェアまつもと」の開催会場となるあがたの森公園。

国の重要文化財に指定されている旧制松本高等学校の校舎(「あがたの森文化会館」として現在も使用中)が残る美しい公園です。

 

旧制松本高等学校・本館


今年は5月30日(10~17時)と31日(10~16時)の2日間開催(入場無料)で、全国から選抜された262名の工芸作家が出展します。

信州らしく木工が多いのが特徴ですが、それ以外にも陶磁、ガラス、染織ほか様々なジャンルの作家が出展しますので、現地で迷わないよう出展者リストで事前に目星をつけておくのがおすすめです。


www.youtube.com

 

同期間中は周辺地域の混雑が予想され、あがたの森公園駐車場は当日使用できませんので、徒歩か公共交通機関をなるべく利用しましょう。

人気作家の作品は午前中に売れ切れてしまうこともあるため、できれば開場時刻にあわせて出かけたいところです。

 

matsumoto.aeonmall.jp

また、あがたの森公園と松本市美術館の間にあるイオンモール松本(やまびこ広場)をサテライト会場として、工芸作品の展示販売のほかに、実演やワークショップも行う「クラフトスクエア」が同日開催(出展作家31名)されます。

店内2箇所で作品展示が先行開始されていますので、こちらもあわせてお楽しみください。

 

まとめ

  • 五月の松本は工芸一色です。

 

*1:Gallery MIYOSAWA:OPEN 10~16時〔水曜定休〕

*2:松本はかり資料館:OPEN 9~17時〔原則、火曜定休〕

*3:鳥乃子:OPEN 10~17時30分〔5月は無休〕

*4:グレイン・ノート:OPEN 10~18時〔水曜定休〕

*5:手仕事商會すぐり:OPEN 11~17時〔水曜定休〕