まつもあガイド

松本を再訪したくなる、そんなガイド記事を書いています

上田~松本の路線バス旅

首都圏から北陸新幹線を利用して松本方面へ旅行をする場合、長野駅で在来線(篠ノ井線)に乗り換えるのが王道ルート(以下、長野ルート)です。

この長野ルートのメリットは、乗換に要する時間を加味しても移動時間が短いことや、長野駅で下車して善光寺参り等の長野市内観光を旅程に組み入れやすいところ。

一方で、交通費が最も高いというデメリットもあります。

長野ルートに飽き足りない方は、少々マニアックなルートになりますが、上田駅乗換の路線バス旅はいかがでしょうか。

 

 

上田駅とその周辺の観光名所

長野県東部(東信エリア)の中核都市で、かつては上田城の城下町であった上田市。

上田駅は、上田城にも程近い市中心街にあります。

 

 

上田駅には北陸新幹線の最速「かがやき」は停車しませんが、「あさま」のほかに「はくたか」が一部停車します。

また、上田駅には信州最古の温泉地とされる別所温泉方面に向かう上田電鉄、観光列車「ろくもん」が人気のしなの鉄道(軽井沢~篠ノ井)も乗り入れています。

別所温泉行の上田電鉄(上田駅)

 

上田駅周辺の一番の観光名所は、別記事でご紹介した上田城跡公園ですが、その近くに旧北国街道の宿場町として栄えた往時の江戸情緒を残す柳町もあります。

matsumore.com

 

上田城の城下町 北国街道柳町【公式】 – 信州上田 古き街並みの残る北国街道上田宿 柳町通りへようこそ

 

 

柳町の街並みはさほど大きくないものの、上田を代表する老舗が店を構えており、人気の日本酒「信州亀齢」の蔵元・岡崎酒造の直営店*1はその一つ。

1人1本しか購入できませんので、自分用のお土産にいかがでしょうか。

 

上田駅発着の路線バス

前述のとおり、上田駅には3つの鉄道路線が乗り入れていますが、いずれも松本市へ直通する路線ではありません。

もっとも、地図を眺めてみると、上田市と松本市は山間部で隣接しており、東西方向にほぼ直線的に延びる国道254号が両市を結んでいることが分かります。

 

 

問題はこの区間を走行するバス路線の有無ですが、千曲バスの運行する「上田-松本線」という上田駅お城口と松本バスターミナルを結ぶ路線便(土日祝日のみ運行)があります。

上田-松本線 – 千曲バス株式会社

千曲バス(上田駅お城口のロータリー)

上田-松本線では始発・終着を除く道中のバス停は2つ(生島足島神社前、鹿教湯温泉)しかなく、移動所要時間は1時間30分と早く、運賃も大人1500円とリーズナブル

ただし、運行日が限定されていることに加え、1日2往復しかないため、事前に旅行計画を綿密に立てておくことは必要です。

一例ですが、土曜日の朝に東京駅から出発する旅行を計画する場合、午前9~10時頃に上田駅に到着する北陸新幹線に乗車すれば、午前中に上田城跡公園等を巡った後にランチを済ませ、13時過ぎの上田-松本線の路線バスに乗車して松本へと移動することが可能です。

 

鹿教湯温泉

このように上田-松本線を利用すれば、上田・松本の二都市周遊は比較的簡単にできるのですが、更に欲張りな方は、その道中にある古来より湯治場として人気のあった「鹿教湯(かけゆ)温泉」への立ち寄りはいかがでしょうか。

kakeyu.or.jp

鹿教湯温泉のバス停

今では寂れた温泉街の感が否めないものの、県宝の文殊堂や源泉かけ流しの日帰り入浴可能な施設等があり、温泉好きであれば一度は立ち寄ってみる価値ありです。

泉質は弱アルカリ性単純温泉、さらりとした湯あたりで、飲泉可能な施設もあります。*2

屋根付きの木橋「五台橋」

露天風呂もある共同浴場「文殊の湯」

 

なお、鹿教湯温泉でバスを一度下車したときには、鹿教湯温泉から上田方面には千曲バス/鹿教湯線、松本方面にはアルピコ交通/鹿教湯温泉線(平日のみ運行)に乗り継いで進むことも可能です。

ただし、直通の上田-松本線に比べると、この2路線は道中のバス停が多いため移動時間はかかります

 

まとめ

  • のんびり道中を楽しめる路線バス旅も良いものです。

*1:岡崎酒造:OPEN 9:00~16:00〔原則無休〕

*2:日本温泉協会作成の「飲み湯番付」によると鹿教湯温泉は東の大関の評価です。

第22回温泉クイズ「飲み湯番付」 | 日本温泉協会