まつもあガイド

松本を再訪したくなる、そんなガイド記事を書いています

諏訪湖一周サイクリング

諏訪地域を代表する観光名所の一つ、諏訪湖。

諏訪湖は、諏訪市、下諏訪町、岡谷市にまたがる周囲約16kmの信州一の湖です。

諏訪湖の楽しみ方は季節によっても異なりますが、今回は通年で楽しめる諏訪湖一周サイクリング(通称:スワイチ)をしながら、その近辺にある主な見所を巡っていきます。

 

レンタサイクル

諏訪湖周辺には別記事でご紹介した乗り捨て可能なシェアサイクル「Hello Cycling」のステーションはありません

matsumore.com

 

そのため、基本的には貸出場所で返却をする前提で、レンタサイクルを利用することになります。

今回はレンタサイクル店の最も多い上諏訪駅を出発地点として、時計回りに諏訪湖を一周しますが、もし同駅周辺での宿泊予定があれば、その宿泊施設にレンタサイクルがあるかどうかをまず確認しましょう。料金的にも割安なことが多いと思います。

 

上諏訪駅周辺のレンタサイクル店で借りる場合には、駅近にこだわりがなければ、「諏訪湖レンタサイクル」がリーズナブルです。

じゃらんで予約「諏訪湖レンタサイクル」 


湖畔のサイクリングロードはほぼ平坦ですが、湖畔から少し離れると高低差がありますので、寄り道をしたい場合には電動アシスト自転車をレンタルした方が無難です。

ほぼ寄り道をせずに電動アシスト自転車で諏訪湖一周をするだけであれば、2時間あれば足りますが、道中にレストランやカフェで飲食したり、美術館等へ入館する場合には4時間以上かかることを見込んでおいた方が良いでしょう。

 

諏訪湖周辺の主な見所

高島城

上諏訪駅を出発して、最初の見所は高島城。

 

 

築城当時(1590年代)は諏訪湖に浮かんでいるように見えたため「諏訪の浮城」と呼ばれた風光明媚なお城で、葛飾北斎の「富嶽三十六景」にも描かれています

bunka.nii.ac.jp

 

残念ながら、その後に干拓や市街化が進み、現在では湖畔のサイクリングロードから800mほど内陸になっています。

また、現在の天守は昭和45年に復興されたもので、城内は博物館と展望スペースになっています。

諏訪高島城

 

湖畔のカフェレストラン

諏訪湖の西岸は東岸と比べて見所は少なめですが、諏訪湖を眺望できる湖畔のカフェレストランがいくつかあります。

最新のスポットは、今年7月に開通した中央道・諏訪湖スマートインターチェンジ付近にオープンした複合観光施設「諏訪湖テラス」。

 

岡谷市の老舗菓子店「ヌーベル梅林堂」が運営しており、カフェレストランのほかに、同店の銘菓「くるみやまびこ」等の地場製品を買えるショップが併設されています。

suwako-terrace.com

 

より諏訪湖を感じたい場合には湖上にある「LAKEHOOD OKAYA」がおすすめ。

諏訪湖のクルージング、わかさぎ釣り(秋~冬)等のアクティビティも楽しむことができます。

長野県・諏訪湖でランチやアクティビティを楽しむなら - LAKEHOOD OKAYA(レイクフッドおかや)

 

釜口水門【約半周地点】

諏訪湖は天竜川の水源地であるとともに、ダム湖としての役割も果たしています。

天竜川へ放流する水量の調節等を目的として建設された釜口水門。釜口水門等に関する無料展示をしている「水の資料館」も併設されています。

釜口水門/諏訪建設事務所

  

 

ところで、諏訪湖にはかつて天然うなぎが多く生息しており、その名残で今でも諏訪湖周辺には鰻屋が沢山あります。

地理的に関東と関西の中間のため、お店毎で調理法が異なるのも特徴の一つ。

「ねばし」の国産うな重(関東風)

特に岡谷市は「うなぎのまち」でアピールをしており、釜口水門周辺にも「天龍 岡谷本店」等の鰻の名店がありますので、鰻でランチはいかがでしょうか。

うなぎ | 信州岡谷観光サイト 旅たびおかや

 

関東の富士見百景:下諏訪町湖浜

先程、高島城の描かれた富嶽三十六景をご紹介しましたが、現在でも諏訪湖畔から富士山(富嶽)を眺望することができ、国土交通省の「関東の富士見百景」にも選定されています。

【127】下諏訪町湖浜(長野県) | 地域づくり | 国土交通省 関東地方整備局

 

 

100km以上も離れていて、然程高い場所に位置するわけでもない諏訪湖畔から富士山が見られる理由は、NHKブラタモリ#182「諏訪~なぜ人々は諏訪を目指すのか?」でも解説されていましたが、断層のおかげでほぼ一直線の谷筋となっているからです。

サイクリング中に気づけるほど大きな看板が立っているわけではないので、見過ごさないよう注意してください。

 

なお、サイクリングロードから離れるため、今回の記事では取り上げていませんが、下社・秋宮(諏訪大社の一つ)はこの眺望ポイントから北方2km弱ですので、参拝したい方はこの辺りから寄り道をしてください。

matsumore.com

 

サンリツ服部美術館

諏訪湖周辺には多くの美術館があります。

地元画家・原田泰治の素朴画を中心に展示している諏訪市原田泰治美術館、エミール・ガレの傑作「ひとよ茸ランプ」を筆頭にアール・ヌーヴォー期からアール・デコ期のガラス工芸品を展示している北澤美術館などなど。

一日あっても回りきれませんので、最も興味のある美術館に絞って立ち寄るくらいで丁度良いと思いますが、サンリツ服部美術館を候補の一つに加えてはいかがでしょうか。

 

 

というのも、長野県には全部で10の国宝があるのですが、サンリツ服部美術館にはそのうちの2つ、「白楽茶碗 銘 不二山」、「紙本墨画 寒山図」が所蔵されているからです。

残念ながら、常設展示されていませんので、観られるかどうかはタイミング次第ですが、現在、開館30周年記念特別企画展「数寄物 服部山楓」を開催中(~11月24日)で、その展示作品の一つに「白楽茶碗 銘 不二山」が含まれています。

展示室2| 公益財団法人 サンリツ服部美術館 ー 諏訪の美術館で東洋西洋の芸術文化を感じる

 

タケヤ味噌会館

「タケヤみそ」で知られる株式会社竹屋の本社・諏訪工場に隣接したショップのタケヤ味噌会館。

 

工場見学は現在中止しています

ここでしか買えないオリジナル商品の取扱いがあり、色々な味噌の試食もできます。

イートインスペースを併設しており、タケヤ味噌を使用した「味噌ラーメン」や「ごまみそソフトクリーム」等が名物となっています。

www.takeya-miso.co.jp

 

片倉館

諏訪と言えば、やはり温泉は外せません。

諏訪湖周辺にも日帰り入浴できる施設はいくつかありますが、一番有名な入浴施設は、国の重要文化財に指定されている片倉館「千人風呂」。

【国指定重要文化財】財団法人片倉館

 


www.youtube.com

 

実際に千人は入浴できませんが、100人程度は入浴できる広さで、立ったまま入浴するタイプの珍しい大浴場(泉質:弱アルカリ性の単純温泉)です。

上諏訪駅から徒歩約8分の場所ですので、レンタサイクルの返却を済ませた後に立ち寄って、一日の疲れを流しても良いでしょう。

 

まとめ

  • 諏訪湖一周、お疲れさまでした!