まつもあガイド

松本を再訪したくなる、そんなガイド記事を書いています

白骨温泉

長野県の温泉地数は、北海道に次ぐ第2位。

県内各地に著名な温泉地がありますが、松本を代表する温泉を一つ挙げるとすれば、昔から「三日入れば、三年風邪をひかない」という言い伝えがあるほどの名湯、白骨(しらほね)温泉。

今回は温泉三昧できるよう、日帰り入浴可能な白骨温泉の施設をご紹介します。

 

白骨温泉の概要

白骨温泉は、中部山岳国立公園内にある乗鞍岳の谷間(標高約1400メートル)に位置する鄙びた温泉地です。

 

岐阜県との県境にも近い松本市郊外にありますが、松本駅から約40kmの場所ですので、レンタカー等であれば約1時間で行くことができます。なお、公共交通機関のアクセスは良くないので、おすすめしません。

乗り継ぎとなる新島々駅のバス時刻表(白骨温泉線)

白骨温泉の最大のセールスポイントは、その泉質です。

胃腸病や関節痛等に効能があるとされている弱酸性の乳白色*1のお湯(硫黄泉)で、源泉かけ流しで、飲泉可能な施設も多く、温泉粥が名物となっています。


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観光案内所の掲示板に日帰り入浴が可能な施設の記載がありますので、当日現地でもご確認ください。

 

日帰り入浴可能な旅館

白骨温泉の公式ウェブサイトには通年営業している宿泊施設が、現在、10軒掲載されています。

www.shirahone.org

 

ただ、先日訪問したところでは日帰り入浴を受け付けている旅館は、「泡の湯」と「かつらの湯 丸永旅館」の2軒しかありませんでした。

この2軒は観光案内所からは約1kmほど離れているものの、徒歩で往来できる近所にあるため、一方に宿泊したときに、もう片方で外来入浴するという利用が可能です

 

 

日帰り入浴可能な曜日・時間帯等の詳細については、各旅館のウェブサイトをご参照いただければと思いますが、基本的には宿泊客優先のため、チェックアウトから次のチェックインまでの日中の時間帯のみとなります。

また、各旅館とも内湯と露天風呂がありますが、露天風呂については混浴となることにはご注意ください。

男女共用大野天風呂 安心な理由|白骨温泉 泡の湯 公式ホームページ|長野県松本市

 

 

なお、白骨温泉には観光名所と呼べるようなスポットはないに等しいのですが、丸永旅館の裏手に特別天然記念物とされている「噴湯丘」がありますので、こちらは入浴のついでに見学してみましょう。*2


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その他の日帰り入浴施設

白骨温泉には旅館以外にも日帰り入浴可能な施設があります。

こちらは観光案内所周辺に集中していますが、最も有名な施設が「公共野天風呂」(冬季は休業)

 

 

渓谷にある野天風呂で開放感は抜群なのですが、生活道路との高低差は相応にあるものの、男湯に関してはそれ以上の配慮はされているようには思われませんので、諸々ご理解いただいたうえで入浴利用してください。

 

公共野天風呂の閉鎖期間中、または公共野天風呂はワイルドすぎるという方は、食事も可能な「煤香庵」がおすすめ

白骨温泉きっての老舗旅館「湯元齋藤旅館」の系列施設のため安心感があります。

長野県/白骨温泉 お食事と野天風呂 煤香庵

 

まとめ

  • 名湯だけの贅沢、それが白骨温泉。

*1:湧出直後は透明ですが、空気に触れることで次第に白濁します。

*2:温泉の湧出口周辺で堆積した炭酸カルシウムが固くなって、盛り上がった地形のこと。