2024年度に松本市が受け入れたふるさと納税は、速報値で寄付額が5億2263万円、件数が1万2397件、の過去最多であったとのことです。*1
もっとも、寄付額が100億円を超える自治体もあるなかで、松本市は微々たるものですが、松本市のふるさと納税の人気返礼品が何なのか、お分かりになりますか。
今回は2024年度の松本市のふるさと納税の寄付実績も踏まえながら、松本の名産品についてご紹介したいと思います。
なお、本記事中にリンクをはっている返礼品は、いずれも執筆時点でふるさと納税の仲介サイトに掲載されていた最新年度のもので、広告が含まれておりますことをご了承ください。
人気返礼品その1:葡萄(ブドウ)
2024年度の実績によれば、寄付件数の第1位は、葡萄の「ナガノパープル」です。
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長野県は、山梨県に次いで葡萄の収穫量の多い県ですし、概ね順当な結果と言えるでしょうか。
ちなみに、ナガノパープルは、巨峰とリザマートを交配した長野県のオリジナル品種(2004年品種登録)で、旬の時期は9月中旬~下旬頃とされています。
糖度は18~20度と甘みが強く、酸味はおだやかな大粒の葡萄です。
皮は黒紫色で薄く、種もないので、丸ごと食べられます。
現状、生産地域がほぼ長野県内で流通量も多くないため、県外の方が購入できる機会はあまり多くないかもしれませんが、TBSテレビの「マツ子の知らない世界」でも以前に取り上げられており、知名度は徐々にあがってきているようです。
なお、松本市の返礼品にはシャインマスカットもあるのですが、それを抑えてナガノパープルが件数第1位というのは、このような事情等をよく分かったうえで寄付をされているブドウ好きの方が多いということかもしれません。
人気返礼品その2:電気シェーバー
2024年度の実績によれば、寄付金額の第1位は、マクセルイズミ(本社:松本市笹賀)製の電気シェーバーです。
第3位も同社製の別タイプの電気シェーバーで、報道内容からはどの商品が1位だったのか判然としなかったため複数紹介いたしますが、電気シェーバーだけで寄付金額が1億円近く集まったとのことです。
一般の家電量販店ではパナソニックやブラウン等の大手メーカーの電気シェーバーが目立つスペースに陳列されていますので、マクセルイズミの電気シェーバーをご存知の方はごく少数ではないかと思っていたのですが、国内市場のシェアでは第4位とのこと。
フラッグシップモデルの「everedge」では、サステバと命名した長寿命刃をウリにしており、本体とともに5年保証を実現しています。
今回の結果を見る限り、国内メーカーでコスパの良いマクセルイズミの電気シェーバーを支持する男性は一定程度いるようです。
ちなみに、寄付金額第2位は、テスコム(松本工場:松本市和田)製のヘアドライヤーでした。
やはり金額でランキングを付けると、単価の高い電気製品が有利なようです。
番外編
さて、ここからは報道されている内容ではありませんが、ふるさと納税の仲介サイトに掲載中の返礼品から松本の名産品を2つご紹介したいと思います。
なお、松本の名産品の一つに信州味噌もあるのですが、こちらは別の記事で取り上げていますので、あわせてご参照ください。
1つ目は、「スイカ」。
レビュー件数順で最近調べたところ、前出「テスコム製のヘアドライヤー」に次ぐ第2位がスイカでした。
波田地区(平成合併前の旧・波田町)、特に下原周辺はスイカの一大産地で、シャリシャリとした食感を楽しめる「下原スイカ」としてブランド化されているのですが、ナガノパープルといい、ふるさと納税の寄付者は、果物好きの方が多いようです(厳密にはスイカは野菜に分類されますが)。
2つ目は、「ギター」。
ギター愛好家の方はご存知かもしれませんが、実は国内ギター生産量は長野県がダントツの第1位で、特に松本市にはふるさと納税の返礼品になっている前掲ギターのメーカー「モーリス楽器製造(本社:松本市笹賀)」のほかにも、ディバイザー、フジゲン等の有名メーカーがあります。
直近では「信州ギター祭り2025」というイベントも、9月27~28日の日程で松本市内(会場:信毎メディアガーデン)で開催予定ですが、ギターも音楽が盛んな松本らしい名産品の一つです。
まとめ
- 松本市のふるさと納税の人気返礼品は、地元の名産品でした。

*1:長野県中信エリアの地域紙「市民タイムス」2025年5月27日掲載記事。