まつもあガイド

松本を再訪したくなる、そんなガイド記事を書いています

松本市街の移動ならシェアサイクル

国内の地方旅行の場合、旅先でレンタカーを借りる機会は一般に多いと思います。

松本市の場合も、松本駅前等にレンタカー会社は複数あるものの、宿泊場所や予定している観光施設等へのアクセス方法をよく考えたうえで、レンタカーの計画を立てることをおすすめします。

というのも、松本市は道幅が狭く渋滞が酷いことで悪名高く、松本城等のある中心街は駐車場も少ないからです。

 

松本中心街のシェアサイクルの状況

松本中心街の主な観光名所は、松本駅を起点に1~2km圏内にあります。

そのため、徒歩でまわることも可能ですが、ある程度効率よくまわろうとすれば、電動アシスト自電車のシェアサイクルを適宜活用するのがおすすめです。

松本駅お城口(東口)のステーション

松本市はシェアサイクル事業に積極的に取り組んでおり、松本駅や観光名所の周辺等には全国展開している「HELLO CYCLING(ハローサイクリング)」のステーション(専用駐輪場)があります

既に日常生活でシェアサイクルを取り入れられている利用者の方にとっては、使い勝手が良いと思います。

 

HELLO CYCLINGの特徴

HELLO CYCLINGの詳細については、下記ウェブサイトをご参照いただければと思いますが、主な特徴を挙げると、以下のとおり。

  1. スマートフォンのアプリ等から会員登録(入会金・年会費不要)を済ませると、ステーションに駐輪されている自転車を原則24時間いつでも借りられる
  2. 自転車を返却するステーションは、当初借りたステーションでなくてもOK
  3. 基本料金は利用開始30分まで130円、以降15分毎に100円加算(12時間まで上限1800円) *1

www.hellocycling.jp

もし、松本観光で初めてシェアサイクルを利用する予定がある場合には、可能であれば旅行前に会員登録を済ませて、最寄りのステーションで一度レンタルを試しておくと、現地でアタフタしないと思います。

 

シェアサイクル利用時の留意点

充電対応ステーションでレンタルをすると安心

シェアサイクルを利用する際に、一番困るのがバッテリー残量の少ない自転車しかステーションにない場合。

特に松本市は扇状地に位置するため、市内でも標高差が相当あることを忘れてはいけません。

例えば、松本駅の標高は約586mですが、松本駅から約6km離れた浅間温泉の日帰り入浴施設「枇杷(びわ)の湯」の標高は約679mで、実に90m以上の標高差があります。

 

 

さすがに中心街ではそこまでの標高差はないものの、いずれにせよ長時間レンタルを予定している場合には、フル充電されている自転車が多い、充電対応ステーションでレンタルをした方が無難です。

充電対応ステーションの場所は、HELLO CYCLINGのアプリ等から確認できますが、松本中心街では、松本駅お城口(東口)ロータリーや松本城等のステーションが充電対応です。

充電設備、返却時には充電コードを接続しましょう

移動先で都度返却しない方が良いことも

シェアサイクルは移動先のステーションでの返却(乗り捨て)ができるため、レンタル料金節約のために、ついつい一旦返却してしまいがち。

ただ、一旦返却した自転車は、当然、誰でもレンタルできてしまいます

別記事でご紹介したホテル「ブエナビスタ」の屋根付ステーション(3台)

返却したステーションに、バッテリー残量等に不安のない適当な自転車が他にもあれば良いのですが、なかった場合には次の目的地への移動に影響が出ます。松本駅から離れる程、利用可能な台数が少なくなることには注意が必要です。

レンタル開始から12時間までは上限額が決まっていますので、半日程度、シェアサイクルを利用する予定があるのであれば、移動先で都度返却をせずにレンタルし続けることもご一考ください。

ただし、返却をしない場合はステーションには駐輪をしないこと。返却忘れと見做されて、自動的に返却処理されてしまうことがあります(稀に誤作動することもあるため、ステーション直ぐ近くの駐輪も避けた方が無難です)。

www.hellocycling.jp

 

道路(路面)状況に要注意

長野県は寒暖差や積雪があるため、道路舗装の劣化が早まりやすい傾向にあります。加えて、各市町村が広域にわたるため、道路補修がなかなか追い付かない状況のようです。

また、松本中心街では、歩道がお洒落な石材で舗装されていることも多いのですが、路面が濡れていると非常に滑りやすくなります。

くれぐれも前方不注視となりやすい「ながら運転」、スピードの出し過ぎには注意して、安全運転を心がけてください。

前かごに収納されているヘルメット

なお、松本市がシェアサイクル事業を推進している関係で、前かごにヘルメットの収納されている自転車が相当台数ありますので、こちらもご活用ください。

ただ、お洒落なヘルメットのせいか、所在不明のヘルメットも一部あるようで、今後の対策を検討中との報道もありますので、取扱いが変わる可能性はありそうです。

 

まとめ

  • 天気の良いときはシェアサイクルを有効活用して、松本観光を楽しんでください。

松本駅北にスポーツタイプ専用ステーションもあります

*1:料金は松本市の場合。地域毎で多少異なります。